布団はコインランドリーで洗濯できる! 注意点とコツもご紹介
皆さんは寝具のお手入れをどのように行っていますか?
1日のうち三分の一ほどを過ごす寝具は清潔に保っておきたい場所ですよね。
その中でも、ご自宅の洗濯機で洗うのが難しい大物「布団」。実は、コインランドリーで洗濯ができる種類もたくさんあります。
今回は、コインランドリーで洗える布団の見分け方と、コインランドリーで布団を洗濯する際のポイントをご紹介します。
目次
- ○ コインランドリーで洗濯できる布団
- ○ コインランドリーで洗濯できない布団
- ○ コインランドリーで布団を洗濯するときの注意点
- ○ コインランドリーで布団を洗濯するときのコツ
- ・コツ①
- ・コツ②
- ・コツ③
- ○ まとめ
コインランドリーで洗濯できる布団
洗濯表示に「洗濯機洗い可能」のマークがついている布団はすべて洗濯ができます!
とはいえ、種類によってだいたいの目安はないの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
洗える場合が多い布団の種類
・羽毛布団
・化学繊維製の布団
以上の2種類なら洗濯機で問題なく洗える製品が多いです。
羽毛布団の中綿には水鳥の羽が使用されています。水の中で生活するための羽ですから、当然水洗いにも強いのです。
きちんとキルティング加工がされていれば、乾燥時に中綿が寄ることも少なくなります。自己責任にはなりますが、洗濯表示が「手洗い」のものでも、中綿を包む生地がポリエステルなどの洗濯に強い素材であればコインランドリーでも洗濯できる場合が多いです。
化学繊維製の布団は、洗える敷布団として販売されているものが多数あります。ハウスダストによるアレルギー対策、子どもやペットなどのおねしょへの対処で敷布団を洗う機会が多くなりそうだという方におすすめです。
コインランドリーで洗濯できない布団
コインランドリーで洗える布団とは反対に「手洗い不可」のマークがついている布団は洗濯ができません。
「手洗い不可」のマークは水(お湯も含む)で洗うことができない製品に表示されています。手洗いはもちろん洗濯機での洗濯もできません。
例として真綿布団など天然繊維でできた布団が挙げられます。羽毛以外の天然繊維は水に弱い性質のものが多いからです。綿は水には強いですが、濡れることで繊維同士が絡まりやすくなり中綿が固まって布団のふわふわ感が損なわれる恐れがあります。
また、先ほど洗えるとご紹介した羽毛布団が洗濯不可の場合もあります。これは、中綿を包んでいる生地に綿や絹が使われている布団、キルティング加工がないものや荒い羽毛布団がほとんどです。組成表示も確認してみましょう。
敷布団に関して、ポリウレタン製のものは絶対に洗濯してはいけません。ポリウレタンとは一塊のスポンジのような素材であり、洗濯するとボロボロ崩れてしまいます。クリーニング店でもポリウレタン製の中綿を洗うことは困難ですから、購入の際は敷布団を洗う可能性がないかも踏まえて検討しましょう。
コインランドリーで布団を洗濯するときの注意点
洗濯表示を見て洗濯ができると判断した後でも、確認すべきポイントがあります。
縫い目のほつれや表面の小さな穴がないかです。特に羽毛布団の場合は、ほつれや穴が小さくても洗濯中に羽毛が飛び出てしまう可能性があります。
コインランドリーで洗濯中に中身が飛び出ると、清掃の手間がかかるだけでなく機械が故障することも。万が一設備を故障させてしまうと、損害賠償を請求される可能性も否定できません。長年使用している布団は丁寧に確認した方がよいでしょう。
コインランドリーで布団を洗濯するときのコツ
洗濯表示とほつれのチェックが済んだらいよいよ洗濯です!
コインランドリーの魅力といえば、放置していても乾燥まで済む点ですが、いくつか工夫することで布団洗いの仕上がりがよくなります。
コツ①
「事前に布団表面の汚れを落とす」
髪の毛やペットの毛など大きな汚れを事前に取り除くことで、洗濯中の再付着を防ぐことができます。
ご自宅で掃除機や粘着テープなどを使って大きな汚れを落としてからコインランドリーに持ち込みましょう。
コツ②
「布団をひもで縛るor布団用洗濯ネットに入れる」
布団をひもで縛ったり洗濯ネットに入れると、洗濯中に中綿が移動しすぎるのを防ぐことができます。中綿が移動して隅に寄ると、そのまま乾燥して塊ができてしまう恐れがあります。特に、布団のキルティング加工がない場合や間隔が大きすぎる場合は必ず対策しましょう。
逆に、「洗濯機洗い可能」でキルティングの目も細かい布団はそのまま洗うほうがオススメです。中綿が寄らないようにするとどうしても水の通りが悪くなってしまいます。じゃぶじゃぶと水の通りよく洗うことで、中綿が吸った汗汚れもすっきり落ちます。
コツ③
「乾燥の途中に裏返す」
紐やネットで固定している場合でもそのまま洗濯している場合でもどちらにも有効です。両面から熱風を当てて乾燥させることで乾きやすく、ふわふわな仕上がりになります。
羽毛布団の乾燥には30分~1時間とある程度の時間がかかります。乾燥機は100円で約10分間稼働します。10分おきに布団を裏返し、様子を見ながら乾燥させれば時間短縮にもなります。
紐やネットで固定している場合は、くるくる巻く面を裏返して再び紐やネットで固定しましょう。乾燥時も中綿は寄ってしまいます。一部分だけ急速に乾燥させらると塊ができてしまうこともあります。手間はかかりますが、1時間の乾燥なら途中の30分経過時だけ裏返す作業をするなどの対処をしてみてください。
まとめ
手軽で、クリーニング店より早く安価に布団が洗えるコインランドリー。事前の確認や準備をすることで、安全に洗濯ができるだけでなく、仕上がりもより清潔で使い心地の良いものになります。
さらに、布団を買い替える際にも「洗う」ときのことを考えて選ぶと、気軽に簡単な方法で清潔さを保つことができますよ。